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江戸切子と薩摩切子

江戸切子も薩摩切子も、ともに幕末から生産が開始された切子(カットグラス)である。

この二つは技法や特徴にも違いがあるが、それ以外にも違いがある。

それは、江戸切子が国の伝統的工芸品に指定されているのに対して、薩摩切子は指定されていないという点である。

 

薩摩切子(出典:Wikipedia

 

薩摩切子は一度生産が途絶えた。いま販売されているのは、1980年代に復元されたものである。

これに対して、江戸切子は幕末から今日まで生産が続き伝統技法が継承されている。

 

別に伝統的工芸品に指定されていないからといって、今日販売されている薩摩切子が工芸品として江戸切子より劣っているというわけではない。

ポイントは技法が途切れず継承されてきたことによる「伝統的価値」があるか否かという点である。

江戸切子には伝統的価値があるが、薩摩切子は復元だから伝統的価値はないのである。

 

武道の復元というのも、この点で同様であろう。

一度断絶した武道流派を伝書などから復元することは、研究目的としては興味深いことである。

しかし、復元された武道は伝統武道とか古武道ではない。

したがって、それが将来無形文化財やユネスコ文化遺産に登録されることはありえない。

 

こういうことを書くと、「復元された技が“本物”だったらいいのではないか」といった反論があるかもしれない。

しかし、本物云々――たとえば技の優秀性――といった議論は、伝統的価値という視点とは無関係なことである。

 

ひょっとして今日販売されている薩摩切子の中には、幕末に生産された本物の薩摩切子よりも機能性や芸術性で優れているものもあるかもしれない。

しかし、そのことと技法が連綿と継承されてきた伝統的工芸品であるか否かという話は別の話である。

武道の場合も同様である。

https://ameblo.jp/motoburyu/entry-12380453106.html参照

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