稽古を休みがちな君へ
【稽古を休みがちな君へ】
空手の稽古を、よくお休みする子供がいます。
「今日は疲れたから休む」
「頭が痛い」
「お腹が痛い」
「体調が悪い」
「都合が悪い」とかなんとか…
いろんな理由をつけて稽古に出てきません。
中には、なんの連絡もなしに稽古に来ない子もいたりします。
子供に一度このような”サボりぐせ”を付けてしまうと、次も休み、その次も休み、そのまた次も休み…、とダラダラとけじめが無くなってしまいます。
そして、休み過ぎてしまうと、気持ち的に道場へ来にくくなり、結果、「空手をやめます」と言ってやめた子が少なくありません。
“人の倍稽古すれば、人の倍強くなる。人の半分しか稽古しなければ、人の半分しか強くなりません”
武道の世界は、とても単純です。
“石の上にも三年”
継続する“やり抜く”力を養ってほしいと思います。
子供の頃から“いやならやめられる”“いやなら逃げられる”を教えてしまうと、将来大人になった時、後悔する時が必ずやって来ると思います。
幼いお子様をお持ちの保護者の皆様にお願いがあります。
子供たちに、ひとつのことを立派にやり抜くことのできる喜びを教えてあげてください。子供たちがその喜びを享受できるように、全力でバックアップしてあげてください。
もしも、「練習に行きたくない」と言っても、心を鬼にしてください。
子供たちが、世のため人のため、尽くすことのできる立派な人間になれるように、私たちも一生懸命空手の指導を頑張ります。