秘技・霞打ち(かすみうち)
古流の空手でいう「霞打ち」は、近代空手でいうと、「背手打ち」のことである。
たとえば、ナイハンチという型では、交差立ちのあとの最初の動作を霞打ちとして解釈する。
上の写真は、昭和初期にナイハンチの変手=分解として、女性に霞打ちを指導している風景である。
※錬心舘の約束組手初段の4番に霞打ちを見ることができる。
「空手の型はすべて受けからはじまる」と言われるが、古流のナイハンチは攻撃から始まっている。
近年、古流空手の研究が盛んになってきており、「型の受けは攻撃」と同じという研究成果が主流になりつつある。
おそらく古流のティーや唐手(トゥーデー)には、ある程度一般的な技法として認知されていたのではないだろうか?
参照https://ameblo.jp/motoburyu/entry-12370928082.html