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公相君の扨足(さすあし)

公相君の扨足(さすあし)

https://ameblo.jp/motoburyu/entry-12342478775.html

より引用

沖縄の言い伝えでは、クーサンクーの型は公相君が伝えたと言われている。しかし、公相君の唯一の出典『大島筆記』(1762)には、この型について何の言及もないと前回述べた。

『大島筆記』は、土佐藩の儒学者、戸部良煕(とべよしひろ、1713-1796)が、土佐に漂着した琉球の楷船(琉球から薩摩への貢納船)の乗組員から聞き取りした内容を記した書物である。そこに公相君の記述がある。

しかし、そこには公相君が何らかの型(套路)を披露したとは書かれていない。また、空手の使い手だったとも書いていない。戸部は、公相君は「組合術」の上手(達人)だったと書いている。

組合術とは何であろうか。「組み合い」とは、普通、お互いにまわしを取る、上衣の袖や襟などをつかむ、あるいは首や腕など素肌部分をつかむことを指す。武術でいうと、相撲、柔術、レスリングなどである。空手のような打撃技(突き蹴り)主体の離隔の武術ではない。

また、この組合術について、『大島筆記』は、左右の手の内、何分一つは、乳の方を押え、片手にて技をし、扨足をよくきかす術なり。

と説明している。これは片手で相手の襟を掴み、もう片方の手で技を仕掛けて、扨足(扠足、さすあし)をよく使う武術と解釈できる。では、扨足とは何だろうか。『大島筆記』は続けて、

(公相君は)甚だ痩く弱々としたる人でありしが、大力の者、無理に取付たるを其儘(そのまま)倒したる事など有りしなり。

と説明している。要するに、公相君は痩せて弱々しい外見だったが、大力の者が無理矢理取り付いても、そのまま倒したというのだから、扨足は蹴り技ではなく、柔道でいう大内刈り、小内刈りのような足払いのことだと解釈する研究者がいるが、筆者も同感である。

本部御殿手には、松村宗棍の失伝した「180度開脚上限蹴り」に似た棒蹴りが伝わっていたりと、その技法は首里手の古層を思わせるものが伝承されている。本部御殿手の足払いが、公相君の扨足かは分からないが、その可能性はなくはないのではないだろうか。

いずれにしろ、公相君の組合術から、われわれが想起するのは「柔よく剛を制す」という柔道、柔術のイメージである。つまりそれは柔術(取手、擒拿)系の武術だったわけで、空手のような当身主体の武術とは違っていたわけである。

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