全日本少林寺流空手道連盟 錬心舘 鹿屋南地区本部 鹿屋東部支部

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武道=自己否定論

武道に限らず「道」の付く精神修養法の根源は「自己否定」と言われます。

辞書によると「自己否定とは、新たな自己をつくり出すために、自己の在り方に矛盾を見いだし、これを否定すること」(「自己否定に似た言葉→自己嫌悪」)とあります。『三省堂 大辞林』

例えば、華道の世界では、「華を活けるということは、花を憎むことである」と言われます。

人は、美しいという衝動のままに、野の花をもぎり、首飾りにしたり、髪飾りにしたりします。

その華の命を絶ち、衆人の目に触れさせることで、「感動」という人々の記憶の中で、その華に永遠の息吹を与えることが出来ます。

そして、その華の美しさが、華を愛する人々の心(記憶)の中に生き続けることで、華道は、人間の人格形成に大きく寄与する高尚な習い事と考えられています。

「華を活けるのではなく、人を活ける」

まさしく華道の神髄は、ここにあります。

作家・阿部次郎さんの著書『三太郎の日記』に次のような言葉があります。

「自己の否定は、人生の肯定を意味する」

それは、どのような意味なのでしょうか?

すなわち、自己を否定するという事は、自我を少なくする(なくす)ことであり、その結果人生を楽に生きることができるという意味です。

人間の欲望は、どれだけ得ても、どれだけ手に入れても、どれだけやっても、どれだけ成し遂げても、充足されることのないものです。

それを前提として、自らを否定することによって、自己否定と前向きに向き合い、自分という存在そのものに前向きに取り組むことによって、限りない自己実現が図られます。

とすれば、自己否定による自己実現の欲求は、「向上心」と同義語であるとも言えます。

日々の鍛錬によって、あるべき理想的な自分の将来像を一生をかけて完成させる努力が、人間をその高みにまで押し上げることに繋がるのだと思います。

それを「成長」と呼びます。

成長の根本は、「自分を信じない=自分自身の能力を限りなく客観的にとらえる」

何よりも「過信」しない。

自分を過信しない人間は、自分の力を客観的に評価することのできる人間です。

結果として、ケアレスミスは減少してゆきます。

人はおごれば、その身を滅ぼすと言います。

たとえ、強敵を打ち破ることばできなかったとしても、あらゆる相手に対して常勝を続ける可能性は飛躍的に高まります。

日々、邪念を払いながら、ストイックに鍛錬を続けて参りたいものです。

宗家訓「三月の汗しか流さない者に三年の汗の量は解からない。三年の汗は三十年の汗に遠く及ばない」

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