チャンミーグワー
『チャンミーグワー』
沖縄の言葉(ウチナーグチ=方言)で、「目の小さな喜屋武」という意味です。
喜屋武朝徳先生は、少林寺流空手道錬心舘の原型である喜屋武の手の流祖、沖縄空手開祖の一人である。
琉球新報で連載されていたコラムが単行本になりました。
少林寺流愛好者ならば、是非とも読んでおきたい一冊です。
・今野敏著『チャンミーグワー』(集英社)税込価格1,728円
【内容】
廃藩置県に揺れる琉球。多くの士族が職を失う中、旧来の身分・王制に固執する頑固党と、新体制を求める開化党の対立が深まっていた。高級士族・喜屋武家で育った朝徳は、父から“手”の指導を受けていた。最初は義務感しか抱いていなかったが、次第にその魅力に取りつかれていく。勃興する東京でも暮らし、謂れなき誹謗中傷にも晒された漢が、沖縄に還り、修行を続けるうちに辿り着いた境地とは…。