全日本少林寺流空手道連盟 錬心舘 鹿屋南地区本部 鹿屋東部支部

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公相君・髷かくしの構え

 

https://ameblo.jp/motoburyu/entry-12290585643.html

より引用

 

空手の型の中には、ときどきどう解釈していいのか分からないような動作がある。

「どう解釈していいのか?」というのは、この場合、「どう実戦で使えばいいのか?」という意味である。

 

型の動作は、実戦の動作「そのまま」ではない。

昔は技を盗まれることは、自らの命の危険につながったので、見てもすぐ分からないように技をカモフラージュしたりしていた。

 

確かに一昔前の型の分解動画をYouTubeなどで見ると、こじつけではないかと思われるような分解も散見される。

 

おそらく当時の空手家が、型のカモフラージュの意味を理解せずに、型の動作を無理矢理実戦に当てはめた結果、「オカしなこと」になってしまったのであろう。

 

また、カモフラージュとは別に、昔の人々の生活習慣や風俗が変わり、現代的な視点からでは動作の意味が理解できなくなった、という例もある。

その一例が、公相君の中にある「髷隠し」の動作である。

 

昔、琉球では、士族は日本の武士と同じように、髷(沖縄方言でカタカシラという)を結っていた。

北谷屋良公相君には、片手を後頭部のそばに置く動作があるが、これはその髷を敵に掴まれるのを防ぐ動作であると言われている。

 

こうした解釈は、当時の風俗を知らないとなかなか思いつかない。

それゆえ、型を正しく理解するためには、髪型やその結い方、着物といった当時の風俗を理解する民俗学的な視点も必要となってくる。

 

型の動作のカモフラージュの意味を理解せず、また当時の風俗から理解しようとする視点をもたずに、「こんな動作は実戦では使えない」と早合点して、「使えるように改良してあげよう」などと思い上がって改変してしまうと、取り返しのつかないことになる。

 

武道はZeitgeist(ツァイトガイスト、時代精神)に支配されて成立している。

また、われわれも現代のZeitgeistに支配されている。

自分は天才だからZeitgeistの外に立てるなどと思ってはならない。

 

もしそう思っているなら、それは残念ながら妄想という魔にとりつかれているのである。

そして、武道の世界では、残念ながら高頻度でこのような人間が現れる傾向がある。

 

もし自分が古武道や伝統武道の世界に身を置く人間ならば、改変は滅多なことでは行ってはならない、と自戒しよう。

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